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NPO法人地域健康づくり支援会ワンツースリー被災地支援チーム設立会議議事録
日時 7月5日(火)13時30分〜17時30分 場所 ふまねっと研修センター 出席 長内、三岩、安藤、秋田、渡辺、峰崎、明井、坂田、河野、三浦、青木
記録 1. 本部職員より6月28日の遠野市視察報告があった。6月16日の訪問と、今回のをあわせて二回にわたる訪問をきっかけに、7月1日から大槌町で行われているイベントに参加して、被災地の住民に直接ふまねっと運動を知ってもらう機会を得ることができた。被災地住民や行政機関との信頼関係づくりに時間をかけた成果である。また、別紙にある通り、今回の訪問で遠野市周辺の行政機関との信頼関係づくりは、ひととおり成功したと判断してよいということであった。 2. 札幌市北老人福祉センターの館長峰崎様より、6月下旬、石巻市にある民間施設パンプキンで行われたふまねっと運動について報告があった。家族を失って深い心痛の残る被災者を対象に行ったふまねっとが、表情がこわばって硬かった方を自然に笑顔に変えたこと、歩行が低下していた人が一人で歩くようになったこと、これをみた職員も、遠方から来たボランティアも、皆さん高い関心を持って話を聴いて下さったことなど、現地での反応をあつく、たくさん聴かせていただいた。 3. また、被災地では行政の対応が追いつかない代わりに、小規模の民間施設が採算を度外視して、復興に向けた様々な取り組みを全力で行っているという現状をお話しいただいた。民間施設は、今必要となっている大切な仕事を、すぐに急いでやるといった活動に全力で取り組んでいる。ふまねっともその一つではないかと思うとのことであった。是非、支援につなげてほしいという激励の言葉を頂いた。 4. 峰崎さんの話にも勇気づけられ、本日の支援チーム設立会議の出席者で協議した結果、NPO法人地域健康づくり支援会ワンツースリーとしては、別紙にあるような支援策を行うことで決定した。 5. その後、本日の会議の出席者で、第1次被災地支援チームの設立を行うこと、今後も機関紙を通じて正会員に呼びかけて、被災地支援事業を進める一員としてチームに参加していただくこと、当面必要となる準備について、すぐに取りかかることを決定した。 6. 次回の会議は、第1回、被災地支援チーム定例会議となる。日時は、7月19日(火)午後1時30分から、ふまねっと研修センターで行う。報道機関に連絡して、記者会見を予定している。
2.被災地支援事業(案)
1.名 称 被災地の住民主体のまちづくりと健康づくりのために「ふまねっと運動」の提供
2.目 的 1. ふまねっと運動で、被災地の高齢者の身体機能の維持回復を行い、要介護状態になることを防ぐ。 2. 避難所や仮設住宅で不自由な生活を強いられている被災者、およびボランティアの気分をやわらげるようなレクリエーションを行う。 3. 仮設住宅周辺のふれあい活動を支援し、コミュニティー機能を高める。 4. 被災地の住民が自らの力で地域福祉に参加できるように人材養成講習を行って、持続的な地域福祉活動を定着させる。
3.対 象 被災地で支援活動に取り組む住民、公的機関、福祉団体、民間施設、NPO。
4.活動の意義 震災の避難所や仮設住宅において、長期にわたる避難生活のために高齢者の歩行や認知機能に低下が生じ、自立生活の困難や要介護認定申請件数の増加が報告されている。そこで、歩行機能や認知機能改善に効果が高いふまねっと運動を、これらの被災地域の住民に紹介することで、高齢者の介護予防や健康づくり、さらにふれあい活動などのコミュニティー機能の向上に貢献することができる。
5.NPO法人地域健康づくり支援会ワンツースリーの支援事業計画 1. 「ふまねっと」および「ふまねっとサポーター養成講習会」を無料で提供する。 2. 職員とボランティアを派遣し、ふまねっと運動を用いた健康支援活動を行う。 3. 支援活動期間は、平成23年7月16日から同年12月15日までの5ヶ月間とする。 4. 期間中の派遣は合計10回とし、毎回1人の職員が同行する。 5. 支援活動を円滑に行うため、被災地に近い花巻市に宿泊施設を設置する。 6. 被災地で誕生した「ふまねっとサポーター」の活動が軌道に乗るよう支援する。 7. 義援金の募金活動、ボランティアの募集業務を被災地支援チームに委託する。
6.正会員への義援金協力のお願い 1. 被災地への職員の移動、花巻市の宿泊施設借用、被災地における支援活動経費として5ヶ月間で200万円を目標に、正会員に一口千円からの支援金協力をお願いする。 2. 支援金をお支払いいただいた方には、支援事業が終了した後、すべての活動を記録した「ふまねっとボランティアシャトル出航記念切符」を贈呈する。
7.被災地支援ふまねっとボランティアシャトル参加者募集(案)
被災地において職員と一緒に支援活動にボランティアで参加するふまねっとサポーター、またはインストラクターさんを募集します。
募集内容 1. 被災地支援活動への参加者には、義援金から1万円の助成金を支払います。 2. 1回の支援活動の参加定員は5名とし、これに引率する職員1名が加わります。 3. 花巻市に設置した宿舎の利用と被災活動にかかる経費は無料です。 4. 食事は自己負担です。宿舎で共同で自炊することを原則とします。 5. 集合場所はJR新花巻駅とし、移動費用は全額自己負担とします。 6. 1回あたりの支援活動は二泊三日を基本とし、団体行動をお願いします。 7. 初日にふまねっと運動の指導と災害時ボランティアの研修を行います。 8. 被災地におけるふまねっと運動の支援活動の場所は職員が手配します。 9. 花巻市周辺の観光などのための延泊は可能です 10. 花巻市は宮澤賢治の生地で、記念館など見所が近くに多数あります。 11. 世界文化遺産に登録された中尊寺金色堂が近く、車で1時間程度です。 12. 宿舎は古い別荘で、良質の温泉(無色、無臭、アルカリ性、70度)がでます。 13. 募集する日時の決定、参加希望者の受付、班編制、義援金の管理は被災地支援チームが行います。 14. 参加希望者は、裏面の参加申込書に記入してFAXで申込み下さい。 15. 同一日程に参加希望者が多数の場合は、支援チームが調整をさせていただきます。 16. 参加の可否をお知らせする受理書は、折り返しFAXで返信いたします。 17. 被災地支援活動への参加の際には、現地に受理書を持参して下さい。 18. 被災地支援活動の参加者、および被災地支援チームのメンバーには、Emergency Volunteerの認定と、「ふまねっとボランティアシャトル参加記念Tシャツ」を差し上げます。 19. 義援金の寄付者には、活動終了後、全寄付者のお名前と寄付口数、被災地でふまねっと運動を行った被災者のお名前と参加した被災地市町村名、ふまねっとの指導を担当したサポーター、もしくはインストラクターの名前が記入された、「ふまねっとボランティアシャトル出航記念切符(仮称)」を贈呈します。 20. 被災地支援チームは、1)本部職員、2)札幌支部、3)他の正会員で編成され、団長は理事長の北澤が兼務します。 21. 連絡窓口担当者は交代制とし、被災地支援チーム専用の携帯電話を貸与します。
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